過敏性腸症候群に注意しなければならないのは看護師

看護師はストレスフル

看護師は全職種の中でもトップクラスにストレスフルな仕事です。厚生労働省の発表によると、精神障害の労災請求件数・支給決定件数が全職種の中で2番目に多いことが判明しています。そのため、過敏性腸症候群に悩んでいる看護師も非常に多いようです。なぜそこまでのストレスを感じるのでしょうか。

人間関係が上手くいかない

看護師がストレスを感じる理由としてまず挙げられるのが、人間関係です。看護師は女性の割合が多く、特有の人間関係が形成されます。加えて、患者とコミュニケーションを上手く取れず、ストレスを感じるケースも少なくありません。また、看護師は小さいミスが大きな事故につながる恐れのある仕事です。指導が厳しくなる場面も多く、人間関係に摩擦が生じてしまうことも少なくありません。

ワークライフバランスを取るのが難しい

看護師になるには国家資格を取得しなければなりません。通常、国家資格があれば結婚や出産などがあっても継続的にキャリアを積むことができます。しかし、看護師に関しては状況が異なります。どの現場も人手不足なので休みを取りづらく、残業も多いです。実際のところ、ワークライフバランスを取れていないケースが多いようです。体力のある若い頃であれば大丈夫かもしれませんが、家庭を持つと両立が難しくなります。そういったストレスが積み重なり、過敏性腸症候群になってしまいます。

プレッシャーがかかる

看護師は人の命を預かる仕事です。いうまでもなくその責任は大きく、毎日プレッシャーを感じながら働いています。業務内容は人それぞれ異なりますが、ミスが許されないという点については共通しています。さらに、経験を重ねると受け持つ患者が増え、後輩の指導を任されるようになります。それがさらにプレッシャーになり、結果的に多くのストレスを感じることになるのです。

身体的な負担が大きい

看護師は立ち仕事なので体力がいります。患者が多い時は休憩を取れないこともあります。少ない休憩時間で長時間立ったまま働けば、当然ながら身体的な負担は大きくなるでしょう。さらに、勤務形態がシフト制の場合は生活習慣が不規則になります。疲れた身体を十分に癒すことができないまま、次の仕事に向かうことになるでしょう。その結果、自律神経が乱れて過敏性腸症候群になってしまいます。

まとめ

このように、看護師は様々なストレスを感じながら働いています。過敏性腸症候群にならないためにも、できるだけストレスを減らす取り組みが求められます。ストレスに悩んでいる看護師は、以下に紹介している書籍を参考にしてください。看護師のストレスコントロール術を学べる一冊です。